カード番号入力なんて古い?携帯電話がPOSに=3000万人が使う中国支払いサービス

中国のネットビジネスの加速度は良く言われる一周遅れのトップランナーというか、後発者のアドバンスというか、とにかく社会の他の発展と比べて飛びぬけて速い。

ネットショッピングで重要なのが、支払い手続き。
カードの16ケタの番号と有効期限、氏名などを入力するのは、結構面倒だ。
また、ネットで盗み取られる安全性も心配になる。

こんなめんどうくさがり屋に朗報がある。
中国の「らから」社は、携帯電話に外付けするマッチ箱サイズのPOSを開発。
個人消費者もお店での支払いと同じように、自分の携帯電話を使ってカードを「シュッ」とできる。

これなら、データ入力の煩雑さもデータ盗難の心配もない。
価格は199元(約2500円)と安くはないが高くもない。

ラカラによれば、元々このビジネスのヒントは日本のコンビニでのPOSを使った公共料金支払いシステムだったとか。さらにアメリカのペイパルやスクエアも参考にした。
そして、中国にしかない個人向けPOSというビジネスに発展させたという。

消費者にとって唯一の不都合は便利だからと言って「シュッ」「シュッ」とやり過ぎないよう注意することだろうか。

これ、本日の北京なり。