2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

汚染のなぞ

今日も引き続き北京は濃霧だ。小雪が降り、全体に湿気ていて、割と温かい。霧がでるのはこういう日だ。さて、中国全土143平方キロに出現しているというこの濃霧、原因は一体何か? 「工場・ボイラーからの煤煙、車からの排気ガス、建設現場や沙漠からの埃・…

タクシー談義

今日は今年4回目の大気汚染黄色信号の日で、もやもや、前が見えない。市内可視度は500メートル以下まで下がった。タクシーの運ちゃんが道端でPM2.5をモニタリングしてい環境保護局の車にじゃまだな〜と文句を言っているので、PM2.5を測るのは少なくとも進歩…

行政のデジタル化―病院予約成功!

中国の病院ほど困る公共サービスは無いが、この大問題児もこのところ若干進歩している。民間の医師予約サービス(zhao好大夫網)がある。病名と地域を入れると、評判のいい医師リストがでてくる。書き込みはそれなりに信用できそう。ここでは、先生の診察予…

2億人の年間食糧分の残飯!

昨日の新京報によると、宴会で残される料理の浪費は深刻で、中国農業大学がテーブル2700台分の残飯を分析して推計したところ、中国全体で1年間に浪費されるたんぱく質と脂肪は2億人の年間食糧に相当する800万トンと300万トンに上っている。確か…

室内でも半分くらいは舞いこむPM2.5

400ぐらいまで行った重度汚染だった昨日、北京市市議会で、不動産王かつ、国際派の潘 石屹が大気チェッカーを持って参上して会議室の空気をチェックしたところ、124PMもあったという。彼は、11年の11月に勇敢に大気汚染を軽視する政府を批判して、180度の…

職人業の時代は終わり?

今日、日本の経済専門家になぜ日本企業はこんなに大変なことになっているのか聞いた。彼の答えはおおよそこういうことだ。松下、ソニーなど日本を代表する製造業では、一昔前まで日本が得意とする職人芸による細かい質の高いモノをつくり、それなりの価格で…

中国人男性が恐れる新しい銀行サービス

中国の銀行でこんな新しいサービスが登場し、中国の男性達の間で物議を醸し出している。 この「銀行間資金収集機能」は、口座に残すべき最低額を設定すると、設定額以上の資金を指定された別の口座に自動的に移す座管理機能。元々は企業向けの口座管理機能だ…

中国の田舎の苦痛

昨日、中国の農村に長く伝わる素朴な伝統工芸を取材に行った友人の話。中国のきれいなもの、素敵な歴史のある小物を求めて田舎に行くたびに、思いがけず中国農村のドロドロの 現実にぶち当たるという。この取材でも農民に伝わる素朴な工芸品を作る人間国宝の…

中国恋愛結婚観調査

去年年末に出会いサイトの「世紀嘉縁」が10月に実施した同調査が公表された。調査対象は延べ約10万人、うち有効回答が7.7万人、全国32省、70〜90年代生まれまでを網羅したかなりな調査だ。(それにしても7万人にどうやって調査したのか気になる)これによる…

南方粥から大気汚染へ

先週の水曜、9日頃までネットでは約1週間の間は南方週刊の改ざん問題で持ち切りだった。9日の新京報には圧力に屈して環球時報のひどい社説をちいさ〜くして載せていたが、この踏み絵のようなえげつないやり方に抗議して新京報の社長が辞めるかも、と言う噂も…

流行語から占う今年の中国

一昨日も書いた南方週末記事の改ざん問題で、政府とメディアの対立が激化している。昨日は微博で「南」という一文字の検索さえフリーズし、関係者のアカウントや書き込みも削除された。今日は同社のビル前に人が集まるなどの動きに発展している。中国の友人…

革命の予感?

今日会った友人からこんな話を聞いた。数ヶ月前だが、王岐山が指導者たちに勧めているある本があると。それは、フランスの歴史家トクビィルの「旧制度と大革命」と言う歴史書だ。 時の指導者と貴族、ブルジョワはどうして革命を迎えることになったのか? 筑…

進歩する病院―自動化が中国を救う?

北京生活で一番困るのが病院、大気汚染、食の安全だ。 今日は開通1週間の地下鉄6号線にのって改築したての北京大学第一病院に行ってきたが、数年前に通った(北京大学)人民病院より数段進歩していて驚いた。8時に到着。受け付けもスムース。カードを1元で発…

消された「憲法夢」「中国夢」記事―遂に怒った中国メディア

南方週末といえば、北京から遠い広東省で自由に振舞う南方メディア集団の傘下の調査報道で知られる新聞紙。これが90年代から毎年新年にやっている「今年の言葉」特集が、31日の夜中に、元新華社副社長で去年5月に広東省に舞い降りたTOU震・広東省宣伝部部長…

アイパッド漬けな小学生たち

年末は小学生高学年の子供を持つ6中国人家族と北京郊外のスキー場で一泊した。子供たちはみな庶民的で明るい印象。「日本人のおばさん」に会うのは初めてのようで、矢継ぎ早に知っている日本語などについて聞いてくる。一人は抗日戦争映画からのマニアック…