2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

露店取り締まりを囲む庶民の温度

今日の新浪ネットの動画のトップに「実録:鍋蓋で露天商をなぐる警察」がでている。横暴な取り締まりをする警察と屋台との流血事件だ。雲南省の雲南大学で雲南ビーフンを売っていた屋台が、街の警察(公安傘下の城市管理隊、通称「城管」)に取り締まられて…

禁止令にみる現実(タクシー版)

昨日乗車した首汽のタクシーには珍しくこんな禁止令が掲げてあった一、価格交渉をしない、 一、遠回りをしない、 一、乗車拒否をしない、というものだ。確かに昔はそんなのが良くあったが、今は最後の乗車拒否くらいだ。1台の車を昼と夜で2人で使っている…

微博ユーザー3億人突破、でも赤字

16日付の新京報によると、「微博(ウェイボー)の登録利用者数が3億人を突破し3億2300万人に達し、その半分以上が携帯端末からの利用者」という。さらに毎日のつぶやき総数は1億件!携帯端末ユーザーの利用時間は朝の出勤時が多く、ピークは夜の2…

「神童」クラスに殺到する「超常」な親たち

この週末に北京8中で「神童」クラスと呼ばれている特別(中国語で「超常」)児童向けクラスの入試があった。対象は小学4年生、10歳の子供だ。30人の枠に1000人以上が殺到。 見事合格すると小学校5,6年生+中学校3年間+高校3年間の通常8年の…

水をください―海水、黄河、河北、山西から調達する北京

北京は世界的にも水資源が貧しい大都市だ。北京の水は官庁ダムと密雲ダムの2つのダムと地下水に依存しているが、ダム2つの供給量は12億立方メートルで、需要は25億立方メートルというから、半分も足りていない。その結果、毎年基準以上を地下水からく…

幼稚園に通うミニ太子党君たち

中国の中南海に住む指導者たちの子弟が通う有名な幼稚園が北京にはいくつかある。鼓楼の北にある軍系の幼稚園に知人の子はこの幼稚園に在籍している。子供の踊りなどの出し物でも有名で、良くCCTVなどに出ている。何でも、最近は今週本番を控えた踊りの練習…

「公費で自宅を建てるべからず」 国営企業幹部への真面目な禁止令

8日の北京晩報には、中国財政省、監察省など4部門が合同で出した「国営企業責任者消費行動監督管理暫定法」が報道されている。禁止令というのは実に奥が深い。 よろしくないと思われるあることが頻繁に起きていることの証に他ならない。これによると、1公…

黄岩島か、新中国か―フィリピン開戦?議論

フィリピンと戦争するや否やこの数日、ぽっこり海から顔を出した岩をめぐって、中国ではフィリピンとの開戦論がにわかに飛び出している。 中国人のフィリピン感情はこれまで無色透明という感じだっただけに現実味はない。 (このあたりが、日、韓、米、イン…

中国の時間

一日の時間のうち、いつ何をするかというのは、各国いろいろだ。日本人の眼からみて中国独特と思えるものには1)生鮮品の買い出し 2)美容院に行く時間 3)お風呂に入る時間があるが、いつだかおわかりだろうか?1)朝7〜10頃。早くいって新鮮なもの…

大学受験生、夜11時の自習中に集団点滴!

誰でもテスト前には「暗記パン」とか頭が良くなる薬が欲しくなるが、それを実際に作ったり、食べたりしてしまうのが中国だ。(さっきも河北省の地方ラジオから「記憶力が良くなる錠剤」の真面目な広告が聞こえてきた。)6月に大学受験を控えた湖北省孝感市の…

こん棒、鉄筋を持って殴り合う地方――独立王国

強大な政府として恐れられる中国も一歩地方に行ってしまうと、そこは独立大国で、中央機関でも歯が立たないということが良くある。この辺が中国の怖いところだ。今日も陝西省で白昼堂々の闘乱事件が報道されている。7日付の中国紙・新京報(A5面2012年05月…

家庭ごみの分別開始

市内の我が家でもごみの分別がアパート単位で始まった。これまでも生ごみ、リサイクルごみ、その他に分ける3つのごみ箱が置いてあったが、どの箱にも同じごみが放り込まれていた。今回は本気らしく、これまで掃除の係だった四川のおばあさんが「環境保護云々…

ウエイトレス VS 掃除お手伝いさんの時給対決

いつも原稿はイギリス系のチェーン店のCOSTA COFEEで書いている。スタバよりも良い原材料(特にミルク。スタバは半年以上常温保存ができるネスレの牛乳、コスタは新鮮でネスレの倍以上の価格のWANDAミルク)を使っているからだ。ネットへの接続も携帯番号な…

200億元超の出産罰金は何処へ?一人っ子政策大ピンチ

中国の地方財政は調べれば調べるほど、分からないということが分かってくるということが過去数年の真面目な私の調査結果だったのだが、悪名高い一人っ子政策違反者への罰金(財政収入)の行方が今日は問題になっている。(飛び込み金メダリストの田亮が香港…

男らしさと正統派男の料理

姉を持つ4歳の男の子の父親は、息子が女の子のしぐさを真似したりするのを見て真剣にその女々しさを心配している。これにつける一番の薬は息子に「男らしさ」をお父さん自らが示してあげることではないだろうか。とは言え、すっかり女性化された現代を生きる…