遠まわしな会話

実に面白い遠まわしな話し方をする老人との会話。珍しいのでメモしておこう。

 

今朝も次回の訪問の際、私が作るランチの献立のことでこんな会話が。

(いつもは先方が決めるが)

先方「今回はあんた達が好きなものを食べなさい。何が良いかい?」

私「私たちは何でもいいよ、決めて。」

先方「あんた達はおこわが食べたいかい?」

私「(正直に...)いや別に。でも食べたいなら作るよ。」

先方「ならいい。あんたが食べたくないなら要らない。」

ん~。

 

こんなのも有った。最近は買い物が不便なので、向こうの言ったリストのものを買って届けている。前日確認の電話が来て

先方「何を買ったか、もう一度全部言ってくれ」

相棒「いや、もう聞いているものは全て買ったよ。他に必要だったら言って。」

先方「西瓜は最近あんたたちは食べたかい?今、いくらで売っているの?」

相棒「西瓜、今日かって食べたよ、1斤(500g)2元位かな。」

先方「そんなに高いのかい、要らない、要らない。」

 

12時間後、翌日の朝、今度は私と再び同じ会話。

先方「何を買ったか、もう一度全部言ってくれ」

「いや、もう聞いているものは全て買ったよ。他に必要だったら言って。」

先方「西瓜は買ったかい?」

私「ええ、西瓜を買うのは簡単だよ。欲しければ買うけど?」

先方「いくらかい?」

私「2元位だと思うけど。どうする?」

先方「2元なら、まあ2元でも仕方ないね、買いな。あんた達が来たら一緒に食べたらいい」

 

イヤハヤ。気が遠くなるほど遠回しな会話である。

 

とはいえ、好物の材料(ココナッツ缶10個とタピオカ1キロ)を買い込んだ。

たくさん作ってあげようと思う。

 

これ、本日の北京なり。