2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

政府イベントと突貫工事

百里ツツジ園は確かに見事だった。幅2キロ長さなんと50キロに及ぶ山つつじの群生林で、花が競い合って咲いている景色は壮観だ。一方、今回の旅行産業発展大会という省レベルの旅行開発のためのイベントに向けて、百里ツツジ園のある卒節市は巨額の投資をして…

壁の中の友人

私には一人壁の中の友人がいる。中国の闇の深さを体現したような事件に巻き込まれたのだ。彼は全く仕事熱心で能力もあり、広く信頼されている人物だったのだが、運悪く怪しいビジネスマンと関係を持ったばかりに汚職の罪で捕まってしまった。捕まったばかり…

官僚節―変わらない中国

今日は久しぶりに政府のイベントに参加した。貴州省の旅行産業大会とかいう省/観光地挙げての観光奨励のためのイベントで、毎年省内の観光拠点を選んでプロモーションをかねがね実施しており、今年で7回目。2000人の「ボランティア」を動員して卒節市挙げて…

開けてみなけりゃ分からない

中国のビジネスというか物事の運び方は良く言うと四角四面の日本より臨機応変、悪く言うと出たとこ勝負なのは分かっているつもりだが、やはり常に驚かされる。久しぶりに貴州省に出張。声を掛けてくれた仕事仲間は「相手が中国だから行ってみるまでわからな…

貴陽市民のオアシス 黔霊公園

貴州ホテル(4つ星)の若いドアマンの御兄さんに勧められてきたのがこの黔霊公園。徒歩約30分。合計5,6車線の香港を思い起こす真直ぐの道路沿いを歩いて20分、右に曲がると急にそれまでの埃っぽい道路わきの空気とガラッと変わって縁日のような休日の雰囲気…

貴方の行動も360度把握, Beijing007!

ハイテク技術の進歩で最近は007の世界が目の前で起きている。 軍事費以上に治安維持費を使っている中国もすごいことになっている。昨日の北京青年報には北京政府は「スマート(!智慧)北京行動綱要」を公表し、政府組織付近、公園や広場、地下、工事現場?…

新時代のビジネスマン

最近微博で良く見るSOHO中国のパン会長から見える、新時代中国のビジネスマンを紹介する。この人は北京建国門外SOHO,現代SOHOなど中心地に巨大で斬新なビジネス・居住高層ビルを開発した中国屈指の不動産王。去年の富豪ランキングでも40以内にランクイン。彼…

「適量」とけちと大盤振る舞い

世の中には気前の良い人もいれば、けちな人もいる。中国の基本計量は1斤、500グラムだ。一方日本は100グラム。中国の程良いとされている量はざっと日本の5倍!ということだ。日本でお茶をいきなり500グラムもあげたら嫌がられるが、中国で100グラムのお茶と…

中国女性が強くなるほど、日本人女性がモテる?

人民網は10日、日本の華字紙・日本新華僑報(6日)の記事を取り上げている。 「中国人男性が日韓両国の女性を好む割合は中国人女性に迫る勢い」という。http://j.people.com.cn/94475/7781461.html計6134人の男性ネットユーザがアンケート投票に参加。「国家…

凧売りおじさんの「企業家精神」はスタンフォード並み

Tina SEELING 教授著、スタンフォード大学の企業家精神に関する集中講座(「20歳のときに知っておきたかったこと」という本がベストセラーになっているので読んでいる。この一番初めに「5ドルの挑戦」というプロジェクトがある。チームになった学生が封に入…

中国語は最も凝縮された言語!

南都週刊4月9日に「微博では中国語が一番ラク」という記事が載っている。TODAY TRANSLATIONという翻訳機関の調査によると、1000字の英語を訳すのに必要な言 葉のボリュームは中国語が一番少なくてマイナス69%というから、ざっと300字。 次がアラビア語、…

嫁さん失踪で16万元をかえせ!−農村では現役の「彩礼」をめぐる裁判

4月4日京華時報(7面)には「新婦彩礼を受け取り失踪、欠席裁判で、返済求められる」と言う小さい記事が出ていた。彩礼とは新郎家から新婦家への結納金のようなもので、農村では今なおずっとこの習慣が残っている。この10年の物価の上昇とおそらく女子の減少…

禁止令にみる「日常」

どこの国でも、常識、非常識の尺度によって不思議な禁止令というものがある。 中国もしかり。うちのアパートの地下駐輪場の規則には 「24時間管理人は常駐すべし。勝手に居なくならないこと」 「ここに洗濯物を干さないこと」(確かに、その看板のすぐ横に今…