2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウェイボーの言葉遊び

ウェイボーが3億人のユーザーを引き付けるまでに成長した理由はメディア自身の利便さもあるが、やはり言論の自由が制限されているからこそ発展する政治ジョークの土壌と瞬時に巡る140字という手軽さがぴったり来たことだろう。政治ジョーク・皮肉は言論の自…

ウェイボー実名制で何が変わるのか?

ウェイボーで中国社会は変わったというが、3月15日から実名制になって何か変わるのだろうか?1分に5万メッセージ 新浪は元々ニュースサイトだったが、今やウェイボー部門が最大部門となった(最低でも1000人を下らないという) 最新のデータ12年3月、ユーザ…

592の貧困県

中国には国家認定貧困県という制度があり、592の県が貧困県に指定されている。このたび11年ぶりにこのリストが刷新され、38県が卒業し、新たに38県が貧困県の認定を受けた。リストから除外された県には陝西省で08年に一人当たり平均可処分財政が省トップだっ…

中国の「見せる」文化と小学校公開授業

公開授業というものは日本にもあった。他の学校の先生やら校長先生やらきてちょっと緊張したものだ。中国の公開授業はこんな風にするらしい。 クラスの中の出来の悪い子8人を他のクラスの出来の良い8人と入れ替えるというのだ。 「名誉ある」替え玉に選ばれ…

中国のスケール

今日のニュースには日本では考えられない中国のスケールの大きさが伝わるビッグニュースが小さく報道されている。一つ目は北京―上海高速鉄道の汚職。流用された額はなんと日本円にして230億円。不正入札(8.5億元)、土地収用や立ち退き補償金の流用(4.…

内でも外でも強い中国の女性

中国の女性は強い。ただし、ここで言う中国の女性とは私が日常かかわりのある都市部の女性だ。(この国は広い、農村部は全く別世界が待っている。今日も子供誘拐の大捜索であっという間に77人の赤ちゃんを救出したことを讃えるお手柄記事があった。こんな…

先生、床にノートを投げないで

「先生に勝るママ」はいつも穏やか波風を立てずに中国の現状で子供をどうにかよりよく教育しようといろいろ工夫をしているのだが、さすがの彼女もはっきりと「ノー」を出した。自分の娘が小学校4年生の時、算数で習った「定義名」2〜30個を抜き打ちでテ…

子供の宿題を親がやるべきか否か

微博で教育熱心な知人パパが子供の多すぎるドリル的な宿題(例えば、漢字を20字づつ書いてこいなど)を親が代行してやるべきか否かを話題にしている。彼の持論は最近のベストセラー「ママは先生に勝る」の主張に影響を受けて「手伝うべき」である。「ママ…

笑えない「3000万人の嫁なし男性」

中国で「剰女」というと余った女性、結婚できない女性、と言う意味だが、北京大学社会学学院の李建教授によれば「剰男」こそが本当の問題。2020年には3000万の結婚適齢期の男性があまる。すでに、近年起きている暴力事件にも早くも「剰男」の影が見…

結婚産業大ブーム

女性が結婚式を夢見るはどこも同じ。中国でも今や、結婚式が大ブームだ。経済力の上昇、ベビーブーマーの適齢期の到来、一人っ子だからこその「家意識」への回帰、そして変わることのないメンツ重視の伝統と国境を越えた乙女心などなどで、今中国で、結婚産…

岩松曰く89年の希望は進行している

CCTVの有名アンカーマンの白岩松が最近米イエール大学でしたスピーチが微博で回ってきたので見た。 68年生まれの中国の若手良識派ジャーナリスト。ユーモアを交えてなかなか立派だ。 印象に残った箇所だけ。▼89年の希望は死んでいない: 89年自分は北…