ダウンジャケットの旅(返品編)

前回ダウンジャケット購入について書いたが、今日はそのオマケ編。

自分のと合わせて母の分も買った私だが、やはり判断を誤り、母も気に入らず、返品することに。

買う時から「もしかしたら返品するかも、できる?」とは聞いており、担当の正直な田舎娘っぱい楊さんは「できる」と言っていたのだが、ここは中国。

以前は買うまではこちらが握っているネゴパワーも、一旦お金を支払った途端にシーソーがバタンと動くように、先方に100%渡ったものだった。お金を払ったら後の祭り、目の前で購入した靴が壊れようと、向こうは全く取り扱ってくれないこともあった。

老北京人の王さん叫んで曰く「そりゃそうよ、返品何て言ったら売り手はもう大騒ぎよ、大ゲンカになるのが常だわ」。

ところが、中国も変わった。楊さんに返品したい旨を電話で伝え、1週間後に行くと伝えると、その後楊さんからわざわざ確認の電話が入った。昨日約束通りに行くと、あっという間に手続きをしてくれた。

日本から見れば当たり前だが、以前の中国の「命がけの返品交渉」から見ると、これはすごいと非常に感動してしまった私である。これも、本日の中国なり。