「婦人の日」に苦しまされるかわいそうな小学生

今日は3月8日の国際婦人デーだ。

スタバは割引なしだが、コスタでは女性に限りコーヒーとおやつを買った人は8.8掛け(12%オフ)にしてくれる。

生花を抱いて得意そうに歩く若い女の子も見たし、この日は中国では女性に何かしないといけない日である。それはある意味素晴らしいのだが、それを通り越して圧力となっていると私は感じてしまう。

男性がプレッシャーを受けることは去年書いたが、今年は思わぬところで苦しんでいるグループを発見した。

小学生である。中国の小学生の先生は体育など極々一部を除き圧倒的に女性が多い。(これは多分、先生の待遇・社会的地位が日本より低いこととも関係している。)

つまり、3月8日はそのまま、小学校の先生たちを祝う機会となる。そして現地校4年生の学生は「3月8日婦人節・先生への感謝状」が宿題になったという。カードかと思って1時間かけて作っていったら、突っ返された。必要なのは500字以上の作文だったという。

書くべきことがないのに頭を絞ってどうにか書いて翌日提出した1回目の作文は「具体性に欠ける」と、書き直し。クラスの半分に書き直し命令が下ったという。

これだけで、中国の教育現場のチカラや、思想、求められる生徒像が伝わるだろう。

こんな小さいうちから強制的に先生に感謝状を書かされる(しかも、2回も、3回もやり直し!!)なんてどういうことだろう。

と怒るのは私だけのようだから、これこそまさに、本日の北京のひとこま、である。
3月8日、婦人の日に。