超儲かる合成写真屋、捕まる

『18日付の中国紙・京華時報(A19面)によると、湖南省類底市検察院は、双峰県警察当局が15日、女性とみだらな行為をしている合成写真を製作し、写真と引き換えにお金をだまし取っていた8人の容疑者を逮捕したと発表した。被害金額は4530万元(約7億円)に上る。』

こんな事件。すごいのは、これまでに同県では、去年から類似案件127件を摘発。容疑者37人を逮捕し、銀行カード300枚超を没収した、というから、これはもう、この県の「産業」みたいになっていたという点だ。

それにしても、単なる合成写真なのに、大金を巻き上げられちゃったというのは、被害者が「潔白」で無いからだろう。身に汚れた覚えのあるお偉さんたちにとっては、そんな写真が世に出れば、家庭の平安は勿論、出世・発財の夢は泡と化す。いくら出しても「買い取る」価値はあるという市場原理が働き、値段は無限大につりあがる。

コンピューターグラフィックというのは、便利だが、中国ではこういうことにも利用されるというのが、奥深い。

これ、本日の中国なり。