9月18日という日に
昨日は9月18日。
日本で9月18日と聞いてピンとくる人は先ずいないだろうが、中国でこの日を知らない大人はいない。
1931年9月18日に関東軍は南満州鉄道を爆破し、中国軍の行為として出兵し、満州事変の口火を切った。柳州湖事件の記念日だ。
昨日の北京晩報の一面には数枚の白黒写真。日本兵が後ろ手に座らされた中国人の胸を突き刺す前と後の写真が掲載されている。残酷極まりない。見るだけで吐き気がする恐ろしい写真だ。
こういう写真を中国で見るたびに感じるのは、中国の人に「見せられる」のではなく、日本人として自分たちで予め見ておくべきだったという思いだ。本来なら日本側が皆この日のことを知りこうした写真にも自分から目を通しており、願わくば中国側は敢えて自分たちでそれを広める必要を感じないような状況になっているのが理想的だ。
でも今あるのはそれとは全く逆。
目と耳に手を当てる日本を横目に叫ぶ中国。
我々が背負った重たい問題だ。