中国の小中学生の睡眠時間は死ぬまでお預け?

中国の教育では、子供の負担が多すぎて健康に害を及ぼしていると言うことが相変わらず問題になっている。睡眠時間の少なさもその一つだ。(新京報12日、A16面。)

国の教育省がお金を出して睡眠時間を調査している。(09年に140県をサンプル調査したらしい)これはあいにく、結果が分かりにくいのだが、こうだ。

睡眠時間が8時間以下の学生の割合:
全国の中学生(中学2年生)の77%、中部地域の中学生の82%
全国の小学生(3年生)の31%、中部地域の中学生の35% 

→中学生の8割は8時間以下しか寝ていなく、中部地域の学生は特に睡眠不足らしい。


中国青少年研究中心が今年発表した「中国少年児童10年発展状況研究報告」はもう少し分かりやすい。

2010年の小中学生の平均睡眠時間は7時間35分、週末は7時間49分で、05年と比較してそれぞれ1時間22分、1時間47分も減っているという。

なんでたった5年で1時間半も減っているかはなぞだが、思うにおそらく、調査方法の差ではないか?昔はメンツ問題で本当のことを答えられなかったかのが、今回の調査では実態がより反映されたと。

それにしても、週末も平日より15分しか遅く起きないと言うのだからすごい。
平均してみると、私はどうも中国の小学生より良く寝ている、ということになりそうだ。

師範大学教育学部の書記がネット上で目撃して驚いたというある高校3年生の教室に張られた対句には私もぞぞっと来た。

「生きている時にどうして長く寝る必要があろうか、
                       死んだ後はいくらでも長く寝られるのに」

お〜い!寝不足では何もできません。日本でも「寝る子は育つ」と申します。