教育法:「教育部、教師の生徒に対する風刺やいやみを禁止」

これは、今日の新京報A24面の見出しだ。そんなこと文部省にあらためて禁止されるまでもないと思うのは私が日本人だからだろう。

中国の先生は生徒に対してすごいことを言う。そこだけ切り抜いて日本語で紹介するとかなりの日本人でもひっくりかえる。

「別の学校に行け」とか「(成績の悪いOR言うことを聞かない)XX君とは遊ぶな」なんて日常茶飯事。親が記入したアンケートを提出したら先生は皆の前で「あんたの親はでたらめを書いてきた」なんて言っちゃうのが中国風だ。

今日の記事ではそういう暴言を禁止すると言っている。

中国教育省は今「幼稚園、小学校、中学校 教師専業標準」なる規定をまとめ、一般意見公募をしている。この教師標準には「生徒に対する風刺、いやみ、差別、体罰またはそれに相応することをしてはいけない」とある。

「小学校教師は自分の情緒の調整や平常心を保つことが優れていること。思春期、性健康教育の知識と方法を理解していること。」などが含まれている。

専門家曰く、この≪教師法≫では、これまで教師に対しては学歴上の条件(園は高校、小学校は短大、中学は4大卒以上)しかなかったのを改正し、今回は「能力」の条件を加えたという。

中国では、先生が生徒に言葉の暴力を振るわない、性教育をするということを求めるのはこれが初めての規定になる。まだその段階にあるということだ。

只今政府は一般意見を公募中だ。私も「生徒の保護者を安易に侮辱しない」の一条を加えるよう提案してみることにする。