怒れる小学生の親たち‐‐小学校教師の横顔

悪いことを挙げ連ねるのは好きではないが、どうも事態は深刻でこんなことは氷山の一角にすぎないようだ。

優秀な小学6年生の女の子をもつお母さんの話。20代の女の担任がひどかったという。

クラス委員の選挙で子供たちが選んだ子に「Aさんに譲ってあげなさい」と言って選挙を有名無実化させてしまった。このAさんは成績は優秀だが、わざと人のバッグにお菓子を入れて「あ〜誰誰さんお菓子もってきたあ〜〜」と人を陥れる子供。(恐るべし!)

一方で先生には毎日おべっかを使ってすっかり取り入っている。Aの親は先生に大量の贈り物をしているとか。何という環境だろうか。

また別の親は言う。娘がテスト準備で使う作文を家に置いてきてしまった。
たかが小学生の忘れものではないか。
ところが、テスト点を上げようとして躍起になっているこの50代真面目女性教師は激怒。
午前中、娘が電話でひどく凹んだ声で「学校にもってきて」とSOSを発信してきたので、午後届けた。
激怒が午後になっても収まらない熟年教師は、それを受け取ったあとその子に手渡しせず、な、な、なんと作文用紙を床に叩きつけたという。
おそるべし暴力教師!

まだまだ、下には下がいる。先生が先頭に立って生徒をいじめることもある。
別の友人の息子はのんびりとして非常に優しい男の子だが、成績は今一だった。その担任はその子の親友を呼びつけて「あんな子と仲良くしているとあなたの成績が下がるからやめなさい」と言ったというからびっくり仰天だ。

唯一幸いなことは、選挙無視教師といじめ率先教師は人事異動で今は、私の友人の担任ではなくなった。

子供を人質にとられて、非常に質の悪い先生に子供の人生を預ける親の気持ちと言ったらないだろう。学校はマフィア集団ではない。

それにしても、中国の学生というのは本当にタフだなあと感心してしまう。
日本だったらとっくに登校拒否や下手したら自殺などに追いやられていそうなものだ。
子供はいずれもどうにか元気にしているから、この点ではアッパレだ。