ネット予約成功!万歳!のケース

北京で掃除婦の出稼ぎをしている王さんは、今年のネット切符を無事にゲットしたという。ボロボロと書いたばかりだが、公平性のためにも記録していおこう。

彼女をフルタイムで雇っている家の人がネットで予約してくれたという。21日北京発、甘粛省天水行きの立ち切符で178元、17時間の旅だそうだ。夕方5時に乗り込んで翌日昼ごろ着く。

ネットにID番号を入れて予約し、支払いは雇い主が自分のカードで立て替えてくれて、彼女はうちのすぐ下の窓口にIDを持って取りに行ってあっという間に完了したという。

もっと出発が早い日のが欲しかったが無かったとは言うものの、これは彼女の2年前の過酷な経験からすると格段の進歩だ。(ちなみに、2年前の苦しさに懲りて去年は帰省をあきらめ、子供たちを北京に呼び寄せた。)

2年前とはこうだ。北京西駅に野宿して並んで翌日の朝6時からの切符販売で90元で立ち席の切符をゲット。しか〜し、ようやく手にした切符は鈍行列車で何とぎゅ〜詰めでトイレも行けない状況で37時間頑張ったという。

今年は17時間だから良かったと。さすが、スケールが違う。

別の家の人が19日の寝台の切符を同じくネットでとってくれたが500元近くかかって高すぎるからやめたという。今年も駅に泊まりがけで並ぶつもりをしていたが、期せずしてネットで取れて良かったと喜んでいる。

里には残してきた2人の小学生の息子がいる。
背丈はどのくらい?と聞いても、「1年見ていないから分からない」と。
いつも無口な彼女も今日の表情は明るい。