内でも外でも強い中国の女性

中国の女性は強い。ただし、ここで言う中国の女性とは私が日常かかわりのある都市部の女性だ。

(この国は広い、農村部は全く別世界が待っている。今日も子供誘拐の大捜索であっという間に77人の赤ちゃんを救出したことを讃えるお手柄記事があった。こんなこと、子供を売る母親も男の子を買う親も貧しくなければやらないことだ。)

農村の暗いニュースとは裏腹に、都市の女性は職場でも、家でも強い。
昨日は3月8日、婦人の日である。この日は、一応何か婦人を讃えることをしなくてはならないという雰囲気がある。

近所の小学校では、男の先生が大多数の職員である「婦人」の先生に歌を歌って捧げ、男子生徒がスーツ姿?で周りで踊った出し物もあったそうだ。

私までいつものコーヒーチェーン店でカプチーノの2割引きのサービスを受けた。

女性は経済にもしっかり入り込んでいる。家庭用セダンの保有率では女性が51.4%で男性48.6%を初めて上回ったと言う。(上海証券報、8日)おそらく高収入、高学歴になるほど女性が強い。

当然のことながら、求める男性像も日本よりずっと高い。昨日の婦人の日に男性諸君の学ぶべき理想の男性像がネットで回ってきた。(南方週末)

国民的科学者の銭学森。彼は外では大ホールに立つが(演説・講義をする重要人物ということ)、家では台所で炒め物をするのを忘れない。もしくは、キャリア面では華やかでなくとも、家に帰れば奥さんに足湯をしてあげる至れり尽くせり男などだ。

一方日本の現実と言えば、友人が1週間に及ぶ旦那と子供の看病で今週ついにダウン(北京では風邪が大流行中)。一方、たっぷり休養して回復した旦那は珍しくSOSを発する奥さんに代わって子供の送り届けを代行するのさえしぶしぶだったという。

婦人の日が必要なのは、日本ではないかと思うのは私だけだろうか?