中国のスケール

今日のニュースには日本では考えられない中国のスケールの大きさが伝わるビッグニュースが小さく報道されている。

一つ目は北京―上海高速鉄道の汚職。流用された額はなんと日本円にして230億円。不正入札(8.5億元)、土地収用や立ち退き補償金の流用(4.9億元)、建設労賃の未払い(82.5憶元)などどれか一つをとっても日本なら何人か自殺が出たり、政権が倒れたりするトップニュースネタ。当時の鉄道大臣と局長は既につかまっているとはいえ、これ、もっと大きい扱いにすべきでは?

二つ目は河北省での仏像遺跡の出土に関するニュースだ。日本なら東魏(6世紀)〜北斉の仏像の「破片」が出土したってトップになりそうなものだが、こちらは中国、さすが数がすごい。2895体という!ほとんどが大理石製。この国ではこれも日常のとある記事にすぎない。

スケールの違いとはよく言ったもので、本当に物差しが違うとつくづく感じる。
内容はビッグなのに扱いは「ふつ〜」の記事達であった。