家庭ごみの分別開始

市内の我が家でもごみの分別がアパート単位で始まった。

これまでも生ごみ、リサイクルごみ、その他に分ける3つのごみ箱が置いてあったが、どの箱にも同じごみが放り込まれていた。

今回は本気らしく、これまで掃除の係だった四川のおばあさんが「環境保護云々」という緑のジャケットを着て毎日ごみ箱のごみを分別している。

ほとんどの住民がまだちゃんと分けずに入れているのをおばあさんが分別しなおしてるのだ。

どのくらい続くか、定着するか分からないが、北京市郊外は簡易ごみ埋め立て場と化しているというし、ごみは増える一方だ。

一方中国でも意外と進んでいる面もある。オリンピック前に大手スーパーのレジ袋は一律有料になった(1〜3角)。勿論零細商店での質の悪い一回しか使えなさそうな袋は相変わらずだが。

あと、廃品買い取りが盛んで、経済効果があるので、皆かなり真剣だ。ペットボトル一つで0.1角、新聞紙など紙類は1キロで1元前後。子供のお小遣い稼ぎの最も典型的な仕事にもなっている。

個人の民意に頼る家庭ごみの分別、果たして定着するか?
少なくとも、そうすべき、という意思は働いている。行動が伴うかが問題だ。
これ本日の北京なり。