中国の時間

一日の時間のうち、いつ何をするかというのは、各国いろいろだ。日本人の眼からみて中国独特と思えるものには

1)生鮮品の買い出し
2)美容院に行く時間
3)お風呂に入る時間

があるが、いつだかおわかりだろうか?

1)朝7〜10頃。早くいって新鮮なものを先取りしたいと言うモノ不足時代の名残か。主にお年寄り時間だ。大手スーパーもこの習慣を取り入れて「朝市」を開催。開店前から行列ができる。

2)時間さえ許せば日本で髪を切るのは大抵昼間だ。が、中国は違う。髪を切るのは屋台での食べ歩き同様、夜の楽しみの一つのようで、住宅地の我が家の1Fにある美容院(楽に5軒くらいある)はいつも夜9時ごろはガンガンに営業している。店が閉まるのは11時過ぎだ。

3)お風呂から上がって湯ざめをしたくない日本は夜、又は朝シャンだろう。中国はシャワーしかなく、時間は昼間だ。かつての職場でシャワーを浴びていた時代の名残だ。国営風のわが職場では今でも昼過ぎにはシャンプーの匂いがしてくる。

もうひとつ「時間の感覚」も根本的に違う。中国はいい加減というか臨機応変だ。

この前貴州の友人に日本では人に会うには1週間前、時には1か月前に予約をしないといけないが、北京では前日でOKなので気軽だと褒めて言ったつもりが、逆に友人は「貴陽だったら40分だ。人が集まってからほかを呼び始め、40分後には皆集まる」と言い返されてしまった。
何だかそういう関係、そういう時間って温かい。

所変われば「時間」変わる、である。
これ本日の北京なり。