黄岩島か、新中国か―フィリピン開戦?議論

フィリピンと戦争するや否や

この数日、ぽっこり海から顔を出した岩をめぐって、中国ではフィリピンとの開戦論がにわかに飛び出している。
中国人のフィリピン感情はこれまで無色透明という感じだっただけに現実味はない。
(このあたりが、日、韓、米、インドとなるともっとずっと複雑なのだが)

本日、コーヒー屋で30後半〜40の男性二人がヒートアップして議論しているところにでくわした。

最初は最近の自分の心理状態が昔と違って白けていて自分でも怖い、というような中年クライシス的な話だったのが、今はフィリピン問題だ。
戦争するべきか、べきでないかになった。口角泡を飛ばして大議論だ。

痩せ型の一人は国営企業にいるらしく、どちらかというと保守派、戦争すべきという。
フィリピン何かに負けはしないと自信たっぷりだ。

もう一人は私営企業で働くらしく、
政府の腐敗を嘆き、戦争はすべきじゃないという。

議論は平行線で、一人がトイレにいって立ち切れとなったが、今や街角ではこんな議論がされている。

更にすごいのはこちらだ。
微博ではアモイの街中インタビューで同じ質問をしたところ、次の「市民の発言」がウケている。

「フィリピンとの戦争に勝てば中国は黄岩島を獲得できる、負ければ新中国を獲得できる」と。

これ、本日の北京なり。