「公費で自宅を建てるべからず」 国営企業幹部への真面目な禁止令

8日の北京晩報には、中国財政省、監察省など4部門が合同で出した「国営企業責任者消費行動監督管理暫定法」が報道されている。

禁止令というのは実に奥が深い。
よろしくないと思われるあることが頻繁に起きていることの証に他ならない。

これによると、

1公費で豪華車両を買ったり、豪華なオフィスを作ってはいけない
2公費で標準以上の出費の国内外出張費や接待をしてはいけない、
3公費で自分の家を買ったり、内装をしたり、アパートの管理費を払うべからず、企業の建材を個人宅の建設に用いるべからず
4公費で高級娯楽消費をすべからず、
5個人の研修に公費を用いるべからず
6個人の商業保険の購入に公費を用いるべからず
7個人の美容やスポーツクラブ、会員制クラブに公費を用いるべからず
8親族の出費や個人で出すべきものの購入に公費を用いるべからず
9地位を利用して企業内や下請け企業に便宜供与を強いるべからず
10会議費や偽の物資購入、固定資産、文房具などのレシートを用いて現金を取るなかれ
11公用車を使いながら車両補助を受け取るなかれ
12その他法律に違反する職務消費をするなかれ

確かにどれもよく見かける中国人の消費行動様式ばかりだ。
公費で自分の家を建てるな、とか会社の建材を自宅建設に用いるなかれ、なんていうのは日本では考えられないが、わざわざ今、禁止するほど、ポピュラーということだ。

皆さん、自宅は自分のお金で建てましょう!
これ本日の北京なり。