網戸交換で熱くなった我が家

本日は網戸を張り替えた。知人が自転車の行商人をスカウトしてきた。「一番良いのは、鉄製の網で、どの大きさでも手数料、材料費込み(包工包料)で45元」という話だった。

別の商人は1つ50元だったから今日の商人は5元安いことになる。でも、何だか厭な予感がした。

その後、我が家に網戸を取りに入ってくると、家の中の様子を見たからか、「実は、もっといいのがある、一番いいのはナイロンので、埃がつかない、これに替えたら、ずーと交換が要らない、鉄のは数年でダメになる、こちらは60元」と情熱的に説明。

ついつい「どうせ変えるなら良いモノに」、という日本人的な思いがよぎり、それじゃ、1つ試しにやってもらうことに。(残り3つは鉄製の45元のにしたが。)

結論は、込みこみで1つ45元のはずの交換費は、60元以上に跳ね上がった。周りに埋め込むゴム代が別途1メートル当り6元かかるというのだ。1つの窓枠は3メートル40センチ位あるので、3.4メートル×窓4つ×6元=約80元(一つ平均20元)上乗せになったのだ。

瞬間的に向こうもゴム交換は1メートル6元と口ずさんだようだったが(「込み込み」発言と矛盾!)、真面目に考えなかった。

結局、本来なら200元のはずを彼女はプラス80元を大声を上げて大主張。半額の40元を上乗せして退場して頂いた。 

最近はこういうローカル、ドロドロ不愉事件の発生率は落ちており、私も久しぶりだった。
本日の教訓は「信頼できなそうな匂いが少しでもしたら、取引をするな!」という原則だ。
何だか、いろいろ臭っていたのに、他人任せにして、そのサインを見逃していたのはミステイクだった。

地元生活の苦しさを思い起こさせられた網戸交換となったわけだが、一方で、今頃、あの訛って叫んでいた地方の出稼ぎおばさんはどうしているのだろうか、とも考えてしまう、本日の北京なり。