竿でつんつん、水泳指導

昨日はとある単位専用の社会福利厚生施設の室内プールに行った。ここでは、大人用のかなり深いプールで就学前〜2,3年生くらいの子供6,7人が背泳ぎのクラスを受講していた。

25メートル以上あるプールをひたすら泳がせる。上手な子もいるが、ようやくかろうじて泳いでいる小さな子もいて、足を懸命にバタバタさせるが、どうも進まない。先生は上から長〜い竿でツンツンつついて「指導」するだけ。もっと丁寧にカタチを教えてあげれば、早くうまくなるのに〜と見ていてその小さな子がかわいそうになった。

一方で、偉いと思うのは、子供は半分沈みそうで苦しそうだが、真剣に泳ぎきる。

日本でもちょっと前は海から投げ込んで泳ぎを覚えさせた(四国のあるおばさんの経験)ということだったらしいから、そんなものだったのかもしれないが、私にすれば違和感がある。

プールサイドの監督員の椅子の設計も中国風で面白かった。
椅子の左側にはちょうどお茶の瓶が入るコーナーあり、右側には棒が立て掛けられるような半円のフックがついていて、2本ほど物干し竿くらいの長い棒が寄りかかっている。

コーチも一緒に水に入ってくれる優しさと、ツンツンされながらもひたすら泳ぐ強さ、どちらも大切かもしれない。これ、本日の北京なり。