雪被害

雪は確かに降った。日曜の朝、窓を開けると雪化粧。早速子供にせがまれて外にでて雪合戦。
喜ばすのが当初の目的だったのに、本気になってバシバシ投げたら子供の口に雪が命中。泣かれそうになった。

私が雪合戦に汗をながしていたこのころ、60歳以上の日本の高齢者のツアーは万里の長城に登っていたという。そして昨日午後、遭難。5人中3人が亡くなったようだ。

こんな無責任なツアーを組む会社も勿論大問題だが(この会社のツアーで北海道で7人が死んでいる)、この問題は最終的にそれに参加した本人達にあるだろう。

雪が降っていれば、外出を控えるべきというのは、山登りをしない北京市民もみな知っている理屈だ。

日本はマニュアル社会の裏返しで、何でも規則とか「旅行社のアレンジ」とかに絶対服従で、自分で思考することを停止している節がある。もっと基本的な自分の安全確保とか、常識的な善悪の判断とかがスポッと抜けていやしないか。

暖冬でまだ紅葉していない木々は緑の葉をつけたまま。今年は本当に世界各地で異常気象だ。
こんな時こそ、個人がしっかりしないといけない。
これ、本日の北京なり。