ネット記事の「被炎上」

困ったことになった。中国語で書いた記事が全く内容を無視してあたかも「日本人が中国の悪口を言っている」という位置づけの題名とサブタイトルをつけられてヤフー中国海外版に転載されている。(因みにアクセスランキング3位)

ヤフーの思うつぼにはまりまくった脳みその足りない人たちが「中国の文句を言うなら日本に帰れ〜」という書き込みをしているではないか。勿論圧倒的多数の支持を得ている書き込みは「全く作者の指摘通りで中国にはそういう問題がある」というものなのだが。

日本にも中国にも、「相手が俺らの悪口言っているぜ」、といって喜ぶ人がいる。特にメディアはそういう刺激的なアングルだと記事が売れるからわざとそう報道する。それにかじりついて喜ぶ読者がいて、相互に暴言が拡大する。

私が書いたのは中国の教育についてだが、その記事にヤフーは「日本の小学生の無料給食」と説明書きをつけた写真が挿入されている。ご飯と鮭一切れと漬物だけの超粗末なものだ。

日本語ではその写真にきちんと「明治22年」と説明されているのにこの写真を中国の教育について語っている私の文章に引っ張ってきて張るとは悪意丸出しだ。

私は不愉快だ。

編集者(天下の新華社系の大雑誌だ)に文句を言っておいたがさて、どうなることやら。日中がぎくしゃくすると、私もくしゃみをする、ということだろうか。

これ、本日の残念な中国なり。