アイパッド漬けな小学生たち

年末は小学生高学年の子供を持つ6中国人家族と北京郊外のスキー場で一泊した。

子供たちはみな庶民的で明るい印象。「日本人のおばさん」に会うのは初めてのようで、矢継ぎ早に知っている日本語などについて聞いてくる。一人は抗日戦争映画からのマニアックな日本語だったが、他は皆日本アニメのファン。「ハンターハンター」(2000〜05年)や「しゅごキャラ」などを中国語版で見ているらしい。

一人は日本語を勉強中で、日本に春節旅行に行き、ゆくゆくは留学したいとも言っていた。

その子供の親たちはメディア学で有名な北京の某有名大学の同級生で、CCTVを始めそれなりの国家機関で仕事をしている40代半ばの麻雀好きな夫婦。日本に対してははっきりとは言わないものの、このご時世もあってかちょっと私の不注意な発言には一瞬緊張感が走るシーンもあった。(冷や〜)

一方、子供たちは無邪気に日本好きな様子。日本アニメは偉大だ。

もうひとつ気付いたのは子供たちの高アイパッド率(6家族中5家族)。レストランで大人席、子供席に分かれて着席し、大人は大騒ぎでおしゃべりにかまけている時、子供席をふと見ると皆一人づつ無言で下を向いてピコピコやっている。手に握っているのは無論iPAD。

先日、北京大付属小学校6年の男の子が我が家に遊びに来た時も、有料ゲームを自分で買って、その使用権をクラスの友人に市場価格より安く売買している話やipadのパスワードの見破り方を伝授していき、私は仰天させられた。

日本アニメとipad。今回会った子供たちの共通項はこれである。
これ、本日の北京の小学生である。