第1四半期環境成績: NO2、PM10、3割増の悪化

光陰矢のごとしで今年も4分の1が過ぎてゆき、環境の第1四半期の成績がでたが、これが至極悪い。3日付新京報(A11面)より。

北京市環境保護局の陳添局長の2日のインタビューでの発言によれば、前年同時期比で二酸化窒素(NO2)とPM10は30%近く増加したという。SO2は微減している。目標値では、去年より2%削減しなくてはならないというのに、大幅増加だ。

中でも記録的だった1月はこの10年来で湿度が最高、地面風速が最小だったとか。上にしっかり蓋をした形で汚染がひどくなったという。

さらに、PM2.5の発生源の6割が「石炭や燃料の燃焼によるもの」らしい。(じゃ、残りの4割は砂漠や地面からの埃?)今年は西北と東北部の石炭発電所を閉鎖させるべく、電気発電所を建設中。さらに、炊事と暖房に石炭を使っている平屋もまず、炊事用から天然ガス化をはかり、次に暖房用もガス化する。

資料
北京市内の大型ディーゼル車両は30万台(全市の自動車の50%に相当?)による二酸化窒素の排気量は全市自動車排気量の50%以上に相当する。?意味がわからん。

新基準では、渋滞時のノロノロ運転の時に排気ガスを制御するシステムをエンジン生産者に開発させ、ディーゼル車の二酸化窒素量を60%削減する

自動車による二酸化窒素量は全市で排出される二酸化窒素の56%以上を占め、車からのPM2.5は全体の22%を占める。

車の排気基準は「V標準」を導入しているが、十数万台にすぎない。