仕事の注意と人格批判

最近アップル叩きを例に外資叩きは、具体的な商品の欠陥についての問題を「アップルは中国人消費者をばかにして欧米以下のサービスを中国人に押しつけている」と民族問題化する傾向があるとレポートしたのだが、本日同僚とのおしゃべりでそれに通ずる中国の「伝統文化」について聞いた。

例えば、オフィスで具体的な仕事の仕方などについて注意する場合でも、丁寧に言わないと中国人は「自分への攻撃」と受け取る傾向があるという。具体的、個別の問題が、一転して「人格への批判」と受け取られやすい、というのだ。(また、その前提にはオフィスでの人間関係を上下ではなく、平らに捉えている日中の違いもあるようだ。)

中国では「得罪人」(人の気分を害する、怒らせる)とそのお返しを同じ一族の別の人にしたりする習慣があると。

このALL or Nothingの中国独特の世界観。消費者クレームにも、オフィスでの部下の指導にも通じるところがある。
これ本日の北京なり。