農村のゼネレーションギャップ

甘粛省の田舎から出稼ぎに来ている30代の王さんに親とのゼネレーションギャップは感じるかと聞いてみた。

彼女は義理の親たちとは考え方が違うという。彼らは自分が子供を置いて北京で出稼ぎに来ており、子供も任せて彼らの面倒も見ていないことを快く思っていない。出稼ぎより田舎に居ることを望んでいるし、孫の教育も本なんて読んで何の役に立つのか?と考えている。

自分も昔はそうだったが、北京で多くの家で仕事をして彼らの生活を見て、子供にとってどんな本でも読むことは大切だと思うようになった。子供を北京に休み中に呼び寄せた時も公園などに連れて行くより、北京の人の生活ぶりを子供に見せたいと思った。都会の人はどうやって生活しているのかを子供が直に見れば、いろいろ刺激を受けるからだ。本屋にも連れて行く。旦那は本なんて何の役に立つのかというが、私は子供の役に立つと思っている。

子供には大学まででて、田舎の就職でもせめて小学校の先生などになってもらいたい。先生だって国の人だ(国に雇われた人)。何でもいいから将来退職しても保証される安定した職についてもらいたい。私たちはそんな保証は何もない。

なるほど。そのとおりだ。彼女の10歳と13歳の息子さんたちが大きくなったときはどうなっているのだろうか?希望とはこういうものだと思った。

これ本日の北京なり。