小学校アンケートの不条理

久々に小学校の不条理を感じた。

学校の共産党委員会が主催した3問だけのアンケート調査。
先生の評価と先生への提案、学校への評価なのだが、用意されている選択肢がすごい。

「教師は仕事を敬愛し、共産党の教育事業に忠実で、学生を自分の子供と同じように扱い、学生に感心を寄せ、誰にも公平だ」

とかいうのがある。なんじゃこりゃ!

まあ、他のは先生の教育方法は学生を引き付ける、とか、知識が豊富で授業が面白いとかまとも。これはこれで学校なりに進歩をしようとしている前向きな取り組みとも取れる。

問題は先生だ。

毎回こういう調査票が配られると、先生は正直に答えた親の子どもを捕まえて、グリグリとやる。

前回も「他の音楽などの授業を国語などでつぶしていないか」という質問に実態のとおり「つぶしている」と答えたら、その親の子どもを捕まえて、「いつそんなことがあったか言って見ろ」とかいじめたらしい。子供はそれが怖いので、当たり障りの無いように書き込むよう親に頼む。

これ以上情けないことはない。学校で先生が権力に任せて子供に白を黒と言わせる。子供は嘘をつくことを習う。そして親にまで嘘をつくよう懇願する。

久しぶりに民主の必要をひしひしと感じた。
クラスルームの権力の暴力、これ、本日の北京なり。