文明国日本

というとちょっと大げさだが、やっぱり日本の市民社会は中国より遥かに発達しているお陰で、何でも楽だ。

最も差がでるのが、役所。杉並は5つ星区役所を目指しているとか。何と「お客様!」と私を呼び、「わたくし担当の××です、よろしくお願いします」とくる。びっくりした。

とにかく、役所の担当者のスタンスは基本的に困っている市民の役に立つ、というもの。あるのは性善説。これと正反対にあるのが、性悪説、管理すべき人民という文化の上に成り立っている中国。ここでは役所はこちらが「拝み倒すもの」だ。

そして、小学校。これも素晴らしい。体験学習として海外からの子どもを365日受け付けている。なんと大らかなのか。

義務教育の地元の生徒に対しても「勉強しないなら来るな」と平気で叫び、エリートを選別するための振り落とすための教育を施す某国とは対照的な日本。ぷらりと海外から戻った日本の子どもも丁寧に受け入れてくれるのだから感動も一入だ。

その上、担任の先生はクラスメートにすぐ馴染むように、いろいろ質問大会やら担当のお友達やらと手配してくれる。気心、やさしさの教育だ。

この二つを見る限り、本当にほれぼれとする。素晴らしい民度と文明だ。日本に来て過ごすと、再び中国で戦いながら生きるのがかったるくなる、という同僚が言っていた意味が本当によくわかる。萎えて砕けそうなほど居心地がいい、楽なところ、それが日本だ。

これ、本日東京で感じた事なり。