先生のこと続き

先生はそれにしてもなんでこんなことを平気で言うのか?そしてこれはどうしたらいいのか?を考えた。

地元のもう少しレベルの高い先生に聞いてみた。彼女曰く、やはり素質が低いという人の問題だと。そして、子供を愛するという心が無いのではないかという。子供はみんな長所を持っているのだから、それを見つけて伸ばしてあげる、全ての子供を公平に扱うという事をしないとと。子供の心理に傷をつけてはそれは大きくなってからも影として残ると。自分は教育が好き、子供が好きというこの先生にヒステリーの影はない。

じゃあ、言うことを聞かない子はどうするの?と聞くと、それは個別に子供と話す、何か彼らが集中できることを見つけてあげるという。そうすれば子供は大丈夫と。

じゃあ、もし、先生の子供が担任から「皆さん、この子は悪い子だから一緒に遊んではいけません」、と言われたらどうする?と聞いたら、先生と話をつけるという。直接話すと。そこまでは私も深く首を縦に振っていたのだが、その先は私と違った。

最優先すべきは子供が引き続き先生からいじめられて心の傷を作らないことという。その為には先生を食事に呼ぶなり、スーパーのプリペイドカードなどを贈るなどしたらいいと強く勧める。贈り物が好きな先生ならなおさらのことと。

これにはそれまで賛成していた私もつまずいた。そうか?それってマフィアのような先生の行為を正当化するばかりか、もっと奨励することにならないか。

良い教育をある程度実践しているモダンな先生でも、自分の子供がもし被害にあったら、即座に賄賂を送って暴走する先生を止めるという。この答えにこの先生は一抹の矛盾も感じていないようすだった。強く、そうするよう勧める、と。進歩はしているが、道はなおも遠いと感じた。

これ、本日の北京なり。