しゃべり過ぎママとノーコメントママの怖さ

先日、久しぶりに子供に付き添って数時間ママ友と話す機会があった。普段全くコミュニケーションを取っていないからたまにはいいかなと出かけた。そこでしゃべったママは一人はまくしたてるようにしゃべるものすごい元気でおしゃべりなママと、もう一人は不自然なまでにノーコメントを押し通す慎重派ママ。

私はその中間で、おしゃべりママが弾丸の如く担任を批判するのに、ついつい乗って発言してしまった。おしゃべりママの担任批判はこうだ。担任は人格的に実に卑しい。どの親が課長で、日本人で(私の事)、金持ちか、子供がブランド品を着ているなどすごくチェックしている。賄賂も受け取っているし、何かをもらっても当然という態度だ。

ある時、親数名が白菜堀り遠足を組織したら、隣のクラスの親がその担任にも声をかけてしまい、その先生も来た。すると、自分が呼ばれなかったことに腹を立てた我が担任は彼女のせいだと、怒って微信の彼女のアカウントをブラックアウトしたという。彼女の娘さんが休み時間に仲の良いもう一人の女の子とトイレに行っておしゃべりしていたのも先生の逆鱗に触れ、わざわざ呼び出されて注意を受
けたという。

何で休み時間におしゃべりするのがそんなに悪いのか全く分からない。

何でも、この先生は昔は英語の担当で、最近算数を教えるようになったから、高学年の担任にはなれないという。「それは、素晴らしいニュースだ」と私は喜んで一言。勿論隣の慎重ママはノーコメント。

このおしゃべりママの娘さんはしょっちゅう先生にひどく怒られるらしい。うちのも最近全く悪くないと思わる事ですごく怒られたから、その慎重ママに「あんたんちはどう?」と聞いたところ、これもノーコメント。

あとから思い出したらなんだか、自分ももっと黙っていればよかったと反省。おしゃべりママはものすごい勢いでおしゃべりする人だから、どこで何と言われるかわからない。それに、自分のことは一切コメントしないつんむりママもこれまた不気味だ。

まあ、あの担任に皆不満に思っているということはわかったが、それでもどうにもできないというこの寂しい状況。

まあ、子供に元気に強くなってもらうしかない。これが北京のど真ん中の小学校の現状なのだから、地方の学校などさぞ目も当てられない状況なのだろう。

これ、本日の北京なり。