衣装はレインボーヘアーから水兵さん、復古調民国風まで何でもあり:変わりゆく運動会

本日は我が小学校の運動会だった。明日は中学の運動会。この時期は運動会シーズンだ。
そして、運動会は今、変わりつつある。かつてのスポーツエリート主義の形だけ、指導者に見せるための運動会から平民のための楽しむ運動会へ徐々にシフトしている。

そして、ここでも加藤弘之先生曰く「包」の規則にしたがい、各クラスが単位で勝手に競い合うのが中国流。

変化1:体育強化。これまでなかったサッカーとバレーボール、チアリーディングが新しく登場。これで、これまでのバスケ、ローラーブレーダー、カンフーと色とりどりになった。

変化2:中国の運動会は基本的にエリート主義で運動神経の良い子が数人競技にでるだけ。誰が出るかは先生が決めるというのがお決まりだったが、今年はくじ引きで2種目20人位が参加できるようになった。障害物競走の様な誰でも楽しめる競技が加わり、お楽しみ度・参加度が大幅にアップした

変化3:ほとんど仮装行列にちかい「入場式」は実は運動会の内容の6割くらいを占める重要な出し物。(この他は全体体操とちょこちょこと一部の選ばれた人の競技でおしまい)今年は一層派手にチンドン屋風に。各クラスの担任と世話好きな父兄の独壇場で、我が家のように民国風から、唐風、あれば、水夫あり、七色の鬘あり、迷彩服あり、カッコイイジャージあり、ひまわりあり、国旗あり、扇子ありと何でもありアリだ。思いっきり何でもいい、という所が中国的。変化は前より派手・お金をかけて華美に揃えて遊ぶようになったこと。6年生は体操着をみんな着用しているのに、一年生はピカピカの衣装でいっぱいだった。

子供も自分の出番があったせいか、楽しそうだったし、先生も何だか満足そうだった。中国もどんどん変化していると感じされた炎天下の見学だった。

これ、本日の北京なり。