新婚初夜に党章をを書き写す優等生の話、鄭州郊外

ここ5,6日前から話題になっているのが、結婚初夜にも怠らずに党章書き写し運動のノルマをこなしたという江西省の美男美女お手本共産党員カップルの話。

「何も、結婚初夜にしなくてもいいじゃないか、もっとほかにやる事はあるだろう」というのが普通の人の反応で、そりゃ、これはからかいたくなる。

最近は、党章15000字を100日かけて毎日150字写そう、というキャンペーンがあり、江西省はそれをやっていたらしい。私が読んだ批評はそのキャンペーンは良いキャンペーンだが、せっかく良いことをやっても、こう極端な花嫁花婿を持ち出すと台無しだ、という書き方をしていた。

つまり、プロパガンダ方法だけを批判しているのだ。にもかかわらず、昨日微信にあったのが、今日は削除されている。こんな丁寧な批判でもだめが。

あとは今朝の新京報では鄭州郊外の村で7階建てのビルを村民が建てて暴利を貪っているというので、鄭州市の政府はそれを違法建築として、取り壊す計画を断行。4階以上の建物には保障を提供しない政策という。居残り組の「釘子戸」には水、電気を切って対立していたとのこと。この住民が怒って街道弁公室副主任と取り壊し指揮部副主任と、(となぜか廃品回収の親子までも)を切りつけて、3人死亡、1人重症となったというう事件が5月10日に起きたという。

写真を見ると、立派な両側に7階建てが並ぶ街だ。村というより、街だ。1,2軒の例外、と言うわけではない。これを全部取り壊してしまうというのもかなり乱暴な話。何でこんな事するのだろうか。

もう一つは、「全国の73の『野鴨大学』また暴露される」という記事。北京にも23校あるらしい。これはネット詐欺の一つで、全く存在しない大学なのに、入試を受け付けたり、学位を売ったりしている。どうにか子供を大学に入れたい・学位をゲットしたいと思う親心に漬け込んで詐欺を働いている。詐欺師もかなり研究しているらしく、この名前が本当の大学そっくりで、一見したところでは判断が付かないという。北京信息工程大学、北京工商管理大学、北京同済医科大学、北京行政学院(これは本物もあるらしい)などという。どれもそれっぽい。ネットも本物の学校のコンテンツをそのまま頂戴しているらしいから見分けが着かない。

「大学入学网」に掲載されていたらしいから、こういうところのサービスは使わない方が良いらしい。中国のウソはいろいろあって本当に驚く。

そうそう、今年6月に大学受験をする子供を持つ親から聞いた話。テスト前最後の追い込みで、個人教授などなど諸々の塾・家庭教師の学費は1カ月でなんと6万元に及ぶという!約100万円!!人の弱みに付け込んでひどい!

これ、本日の北京なり。