プロの先生登場

今日は良い先生との出会いがあった。

息子の通う公立小学校の前の担任は、癇癪持ちで、文化とか知性と言ったものを欠片も感じさせないふつうのおばさんだった。まあ、積極的に悪い人と言うのではなさそうだったが、如何せん、尊敬できるタイプの人ではなかった。まさか、上の子の先生がひどかったのを見て、これ以上下回ることはあるまいと思っていがのが、裏切られた。

その先生が新学期が始まる直前に学校を辞めると微信で一斉に連絡してきた。これはビックリだ。どこに行ったのかは誰も知らないが、22年務めたこの小学校を辞めるという。

その後に来てくれたのが今日初めて顏を見た先生だ。子供から聞いた話では、前の先生の様な癇癪持ちではないけど、怒ると怖い、さっぱりしていて、せっかちという感じだった。

会ってみると、実に落ち着いた貫禄のある女性。堂々として、自分は生徒に接するときは公平公正、公開を旨にしている。贈り物はしてくれるな、どの生徒も同じように扱うという。何かをもらっても当然と言う雰囲気プンプンだった前の先生とは全然違う。

子供の心理についてもケアしている様子で、理解がある。子供のことで親を呼びつけることは普通はない、私が管理するという。これは日本では当たり前だが、中国では珍しい。子供が宿題を忘れたとか、忘れ物をしたというと、微信ですぐ名指しで親にお達しが来たのが前のこと。

もっと先生が生徒に向き合って教育してくれないかと思ったが、中国の先生は成績向上計画で忙しく、最も手っ取り早くいくよう、子供は相手にしないで、直接親と直談判と言う先生がすごく多い。手に負えないとすぐ、じゃあ、学校を変えろと捨て台詞を吐くのがこちらの先生だ。

微信はあまりやらない、と言うところもいい。私は学校の8時間には責任を持つが、母であり、妻であり、娘でもある、学校のクラスのための勉強もしたいという。24時間細かいことを発信するつもりはない、と。カッコイイ。

教え方にも自信があるらしく、専門家として尊敬できる。情緒も安定している様子で、安心だ。本当に素晴らしい先生が来てくれたと思ったら本当にほっとした。

これ、本日の北京なり。