700年前の万里の長城、コンクリートでコテコテ固め

本日の新京報のトップは遼寧省の「最も美しい原野の万里の長城」をコンクリートでコテコテに固めて文物の跡形もなくしてしまったという話。

遼寧省文物局の副局長は、「保護のためにやったもので、修復の過程は合理的で合法的だった、まあ、確かに醜いけど。」とコメント。

この報道から分かるもう一つの側面は、問題意識だ。勿論、これが、今注目されているのは、中国の大部分の人がこれを見て、「こりゃひどいじゃないか!」と思っているからだ。

それにしても、日本では考えられないことがなぜ起こるか?
一)中国の長城は中国中に1万キロ以上もあるわけで、文物が多過ぎる。
一)中国は隅々まで管理するには広すぎる
一)中国は文物を保護するという意識が薄い、まずは人間の衣食住があってのこと。遼寧辺りではまだまだ貧しい農民がたくさんいるんだろう

ということだろうか。こういうことはこれまでも☆の数ほど起きているが、何がニュースかというと、都市の市民がこれを見て、問題にするようになった、と言うことが新しさなのかもしれない。

これ、本日の北京なり