今北京・上海の自転車レンタルがすごい!

私は大のチャリ好きなのだが、9月1日に、スマート化された自転車レンタルサービス、『魔拜単車』が誕生し話題になっている。早速ライバル会社が投資家のお金を集めているというから、これからレンタル自転車業界のバトルが始まりそうだ。

この新手の自転車レンタルサービスはこういう仕組みになっている。
1)スマホ上で登録、支払いをする
2)GPSで自転車の場所を検索する
3)自転車についたバーコードをスキャンして開錠する
4)好きな所まで乗って移動し、大通り沿いならどこでも好きな所に乗り捨てればレンタル終了。
というシステム。
しかも料金は敷金が299元かかるが、利用料は1回30分で1元(約15円)とお手頃。

北京には以前より区が運営する公共自転車レンタルサービスがある。これも私は愛用している。登録しておくと、バスや地下鉄と共通のプリペイドカードでスキャンすると、1時間無料で使用できる。ただ、これは固定の自転車ステーション間の移動となる。どこでも乗り捨てOKではない。

今回のサービスの新しさは、何といっても携帯アプリで完結するスマート化技術の応用だ。登録も支払いもモバイル。どこに自転があるかをスマホでチェックでき、最寄りの場所から利用できるので、従来の固定ステーションに縛られない。

もう一点はメンテナンスがいらない作りになっている点だ。壊れにくく、パンクもしにくくできている。(その為、車体が重い。又、普通なら200元程度のコストの自転車が1000元以上もするという弱みもまだ残っているのだが。)

そしてこれはビジネスとしてもUber旋風と同様に投資家の注目を集めている。魔拜が9月30日に1億ドルをCラウンドで調達。中国版Uberの滴滴が魔拜のライバル会社のOFOに投資しこちらも、1.3億ドルを調達したという。専門家は今後は20社位乱立してくるのではないかとも予測している。

ということで、今、自転車レンタルが熱い、
これ、本日の北京なり。