過酷なエリート校生活

本日は北京泣く子も黙るエリート中学1年生の娘を持つ友人とおしゃべり。
いやはや、すごい大変そう。

もとより、ここの小学校に入るのもとても大変なのに、中学に進学できるのは、40人学級18クラスある学年(つまり720人)全体のうちの一部。
中学には、附属小学校以外にも、北京中の優秀な生徒がやってきて受験して入るので、進学するのが滅茶苦茶大変。
中学合格を喜ぶのもつかの間。こんど高校に進学できるのは700人中トップ4分の1だけという。
200番以降は完全に追い出されるというのだから、キビシー。

で、今度高校に入ったらすぐ大学の共通一次試験を目指して受験。
中学のクラブ活動も2年生までで、3年生は完全に高校受験体制なんだって。

宿題も多い。学校が終わるのが3時。クラブまでの時間に宿題をやって待つけど、それだけじゃ終わらない。
クラブ(毎日夕方6*30〜8*30)を終えて家に戻るのが9時半。昨日も宿題を終えて寝たのは夜中の12時だったと。
で、朝は5:30〜6時に起きて6:30までに出発するらしい。
これじゃ、睡眠時間が6時間くらいしか取れない、後は往復の車の中で爆睡する時間だけとお母さんもすごく心配していた。

そうだよなあ。一人の時間を過ごす、とかいう前に睡眠時間が無いなんてねえ。それも中学1年生だから酷だ。

もし、中国で高校受験しないのなら、中国の中学3年生をやらせても意味ない、と。
まあねえ。受験しないのに塾に行っても意味がない、と言うことと同じ理屈だ。
つまり、中国では義務教育でも学校は試験だけにターゲットを絞った塾、なのだ。

お子さんも大変なのは言うまでもないが、6時間しか眠れない子に叱咤激励して頑張らせる母親もよっぽど強くないとやっていけないなあ。
これが、皆が憧れる有名校での生活だから、本当に大変そうだ。

これ、本日の北京なり。