タクシー運ちゃん、録音でデータ通信を食ってしかたねーよ

本日の運ちゃんいわく、ちょうど1週間前に会議の報告で、これから滴滴で客を拾ったら、自動的に録音するという通知が来たらしい。それまで一日の携帯のデータ通信量は40-50MBだったのに、それから80〜100MBになったという。そりゃそうだ、音声を送付するんだから重い。

ということで、先週から北京でも一気にこれが進んでいるらしい。
滴滴のページを開いたら、音や画像を取るのにどう思うかという話合い投票、が開かれていた。7割が車内は公共空間だし、証拠が取れるのはよいこと、3割がプライベート空間だから録画とかは良くないということだった。

こんなことを始めたということは、それなりに抵抗を示している人がいるからだろう。
そういう議論が盛り上がる前にそういう意識に火が付く前に実施しちゃおう、とでもうかのようにものすごい勢いで導入している。

運ちゃんに「(白タクの)黒車とか違法のは取り締まらないで、タクシー運転手なんてちゃんと何から何まで登録していある人のを録音したりするとは何事よねえ」と言ったら「なに、中国はこんなもんよ。まあまあならいいんだ。あんまり個性をだすと面倒なことになるからなあ。」という。これは敗北主義なのか、現実主義なのか。長かりし皇帝の国の歴史なのか。

滴滴はしばらく使わない。
同じタクシーでも手を挙げて乗れば、合法的には録音スイッチは入らない。

これ、本日の北京なり