高速鉄道の切符もズルして偽名で買ったら、5日拘束!

最近の国営放送は厳重取り締まりのことばかり。
先週は、春節特別輸送体制で取り締まりを強化。自分の身分証明書でなくて、他人のを使って旅行会社が一括購入した切符が安かったので使った乗客が駅で捕まるところを動画で撮って放送。何でも5日も拘束を受けたというから、とんだ「こうそく」鉄道になってしまった。

いまや実名による切符購入制度が条例できまっているとはいえ、たかが列車の切符を買うのに随分堅苦しくなってきた。

今日は昨年の夏に山東省から北京駅に高速鉄道で移動する間、人の座席を専有して動かなかったおっさんの有名な動画を又放送。こういうダメな人を取り締まるという理由で、取り締まる規則をどんどん作り、駅員(最近は鉄道公安とかいう組織)の注意を聴かなかった乗客は列車からおろして警察に連れて行くようになった。「本当に法整備が進んで良かった」という番組をやっていた。

列車だけではない。基層の警察も、車を取り締まっている時に昔なら法的には保障されなかったが、最近はこういう変な人対策として、3回警告を口にしてもいうことを聴かなかったから、目にスプレーをして車で連れ去ったという警察を「教科書的鮮やかな取り締まり」と褒めたたえていた。

でも、本当にこれがよかったのだろうか?
一部のトンデモナくお行儀の悪い非常識な人を見つけて(そういう人は確かにたくさんいる)、末端の管理者が簡単に一般人をしょっ引いて行けるシステムを去年からどんどん導入している。

これ、法治強化っていうかな?
市民からのチェックは、もちろん空白。

これ、本日の北京なり。