小報告と文革
昨日は久しぶりに張芸某の出身校で先生をしている友人と会ったが、先生への締め付けが10年前と比べてもひどくなっていると嘆いていた。
彼女はアメリカ留学組で、中国の濃〜い政治風土にはなじまない、潔癖ノンポリ派。
「厭なこと」には私同様、人一倍敏感でもある。
そんな彼女曰く、
院長は昔は特にどうということがなかったが、今ではまるで皇帝きどり。
その下の管理部門の職員は学校の門にたって先生の出勤・遅刻をチェックして「小報告」をだしたりしているという。そのほかにも抜き打ちで授業に現れたりと、先生管理に忙しいとか。
彼女は「まるで文革!」と嘆く。「政治色がどんどん強くなっている」と。
「文革の歴史を繰り返してはならない」
温家宝が今年3月薄批判で言った言葉だが、グローバル化し成長する民衆を恐れての反動なのか、この10年で締め付けは悪化しているという。
こういう面での「管理」というのは本当に気持ちの悪いものだが、国の機関ではまだまだ色濃く残っている。こういう実態もその場にいないと分からないものだ。
これ、本日の北京なり。