非凡にダメ!「一人っ子星人」

中国の一人っ子がだめすぎる、というのはもはやニュースではないが、今日はこれまたショッキングにダメ、というアイの親戚の9歳の男の子について聞いた。

あまりにひどい!とこの話をしてくれたアイもあきれ果てて、彼女と一緒に他の親戚も「甘やかしすぎだ」と親に言ったと言うこの「一人っ子星人」とは、こんな感じらしい。

まず、男の子のパパ自体がちょっと変だ。日本語の「脛かじり」の中国語訳、「啃老族」で、両親の家に同居しており、働きにも行かずに小学生の子供にお仕えしているという。(ママは外で働いている。)

このお仕えの仕方が半端ではなく、靴や靴下、ジャンバーの穿き脱ぎは勿論、トイレまでお伴申しあげてお尻を拭いて差し上げる、というからたまげた。

このアイが子供に「お尻ぐらい自分で拭け」(もっともだ!が、人前で大声で言ってしまうところが中国の明るさ?)というと「パパがそうさせない」と平然と答えたという。

子供をダメにするのは女親が多いが、女親にダメにされてパパになった男がその子供をさらにお尻も拭けない9歳にしているという悲しい話。

中国のこれまでの発展を支えた我慢強くて勤勉な労働力は、やっぱり今の代でもう終わりということか。

何でも「極端」で「わかりやすく表現する」中国は、ダメさの表現も「非凡」である。
これ、本日の北京なり。